運転免許証

 昨日、やっとアラバマの運転免許を取った。これがまた結構大変だった。ハンツビルでは日本人の免許の試験ができないので試験を受けるために隣町にディケータに行かなければならなかった。ディケータのDriver Licence Officeはダウンタウンにあった。建物には他に幾つか政府機関が入っているようだ。入ってすぐにX線検査を受けなければならなかった。さすがは政府機関だね。
 Officeは思っていた以上に小さい。カウンターが3つしかない。入口にある札を取って順番に番号が呼ばれるのをひたすら待つしかなかった。待つこと30分あまりやっと自分の番を呼ばれた。中に入って試験の手続きをする。まず、受付のすぐ側に置いてあった機械で視力と色弱をチェック、それをパスすると試験を受けることに。インターネットでは筆記試験はコンピュータを使ってやると聞いていたが、そこオフィスにはそんなものが見当たらない。話を聞いていると試験は紙でマークシートでやるそうだ。それに日本語の試験もあると聞いていたのだがそれもないらしい。英語の試験をやるしかない。そこで正直に英語は弱いと話をしたら辞書を貸してくれた。筆記試験はそのすぐ横にある椅子に座ってやるみたいだ。私と同じように筆記試験をやっている人が数人いた。
 さて、実際の筆記試験の問題はというと…予想していたものと大分違った。まず、問題数が30問。コンピュータの試験は20問でいいのに数が多い。試験のうち10問ぐらいが標識に関する問題だった。あと必ず出ると言われていた飲酒に関する問題が出なかった。ということで最初予想していた問題と違っていたので焦ったが、しっかりと問題を読んで考えて解いたらなんとか2問間違いでパスした。どうも試験に落ちてもお金を払えばもう一度試験を受けさしてくれるらしい。もちろん問題はAlabama Driver Manualから出題されている。これからアラバマで運転免許を取ろうと思っている人は頑張ってManualを読んでください。
 筆記試験をパスすると次は路上試験だ。これも入口で30分ほど待っていると試験官が来て、路上試験をやることに。私のときは3人同時に呼ばれた一人づつ見ていくそうで、さらに15分ほど車を所定の場所に止めて待つことに。試験官が来てまず最初に車のチェックをした。指示器、パーキング、そしてサイドブレーキがちゃんと利くかどうかをチェックしていよいよ運転に。場所は試験場のすぐ近くだけ。制限速度はどこも30Mph。これを守っていれば問題なかった。試験官が次々と次の交差点を右とか左とか言っていくのでそれに従う。注意するのはStopサインのあるところ。完全に停止しないと停止とみなされない。その後、パーキング、3点ターンを指示される。3点ターンは結構細いところでやったのでちょっとびびった。あと、縦列駐車をやるのかなと思ったらなかった。再び試験会場に戻ってくると試験官からパスしたと言われた。
 その後、建物の2階にある別のオフィスへ。あとはお金を払って写真を撮ったら仮の運転免許証をくれた。正式なのは2週間後に送られてくるらしい。当初、1回では受からないだろうと思っていたので良かった。これからアラバマで運転免許を取ろうと思っている人にちょっとでも参考になればいいと思う。