火星観望会

先週の土曜、wordholicさんの誘いでUAHの学生さん達とMonte Sanoの上にある天文台へ火星を見に行ってきた。

 その観望会の行く前にせっかくだから食事を食べて行ってもらおうということでうちに招待した。妻が腕によりをかけて作った料理は皆満足してくれたようだ。やっぱり学生さん達は日本食がなかなか食べられないだけにたまにこういうことをしてあげる方がいいと思った。この食事会で以前からブログを通して連絡を取っていたmichikoさんと妻がようやく会えた。またちょくちょく遊びに来てもらえると妻も喜ぶだろう。

 この食事会の途中、うちのアパートではハロウィンのイベントをやっていた。イベントと言っても子供達が「Trick or Treat」の合言葉と共にアパートの住人のところを回ってくるものだ。私はもっと団体で来るのかと思ったらほぼ一人一人回ってきた。それでも子供達がいろいろな仮装をして回ってくるのはなかなかに可愛くて楽しかった。

 食事会の後、妻に後片付けを託し、私達は一路Monte Sanoへ。途中少し迷ったが無事に天文台に着いた。天文台にも駐車場があるのだが、今回はそれでは収まらないぐらい人が来ていた。ほとんどの車が道端に路駐していたので私達も入口近くに車を止めて歩いていくことにした。その道中が暗いこと暗いこと周りの人は当たり前のように懐中電灯を準備してきたのだがそんなのを知らない我々は真っ暗で道がどうなっているか全く分からない中、駐車されている車を頼りに歩いていった。

 そして歩いて数分後、目的の天文台に到着した。この天文台にはプラネタリウムもあり、そちらが人気のようだ。後から分かったのだが、車が非常に混んでいたのもどうもそのプラネタリウムを見に来た人達だったようだ。天文台前の広場ではアマチュアの人達が各自望遠鏡を持ってきて火星を中心にアンドロメダ銀河や散開星団などを見せていた。天文台で見る星空はなかなかに良かった。薄っすらと天の川が見える程度。今回の目的の火星だが、地球に一番近付いている時期だけに望遠鏡に入れると結構細かいところまで見えた。特に天文台の持っている大きな望遠鏡で火星を見たときは明るすぎて目が痛いぐらいだった。

 常日頃宇宙について研究しているのだが、こうやって望遠鏡を使ってじっくり星を見るのは本当に久しぶりな気がした。また何かイベントがあったら行きたいね。