新たな関係

 先日、一通りコードが完成し、テスト計算もあらかた結果が出てきたのでまとめて共同研究者に送った。あんまり返事がきてないのだが、幾つか更なる課題を出された。

 その一つが、シミュレーションでの結果と解析解との比較なのだが、解析解を出すにはなかなか骨の折れる計算をしないといけない。特に扱っているのが相対論的磁気流体なので非相対論の時よりも難しい。そんな解析解を求めましたよという論文が出ているのだが、読んでも自分ではやりたくないと思えるほどの計算ばかり。どうしようか悩んだ末、論文の著者に連絡を取ることにした。

 そうしたら、我々の話に興味を持ち、彼の解析解の計算コードを快く頂けた。きっとボスの知り合いだったからだろう。もちろん彼自身も私のコードに興味を持ってきたのでいろいろな情報を提供した。これからもお互いの情報を教えあえるといいな。

 さらに、7月にドイツである数値相対論の研究会情報も教えてくれた。招待されているメンバーを見るとかなりそうそうたる面々が並んでいる。今の私の知識からすれば遠く及ばないところを議論する研究会だが、勉強のつもりでぜひ行きたいね。