Summer Faculty

 今月始めからSummer faculty として二人の人が我々のグループに加わった。共にプラズマ物理の専門家で粒子シミュレーションをやっている。私自身は主にプラズマを流体として扱ってシミュレーションを行い、天体現象に応用している。同じ現象でも見方が違うと見えてくる物理が違ってくる。彼らの粒子シミュレーションと我々の磁気流体シミュレーションとの間でいろいろ比較してみるときっといろいろなものが分かってくるだろう。これからの共同研究が楽しみである。
 昨日、ボスの雑用がある程度終わり、時間が取れるということで、久しぶりに我々のグループの研究会議を行った。研究会議では、Michelの新しく開発している相対論的粒子コードについていろいろ議論をした。彼は粒子シミュレーションに関してはエキスパートだが、数値相対論に関しては始めたばかりなのでいろいろと問題が多いようだ。一応そっちに関しては私の方が知識があるのでいろいろ意見を言ったのだが、いかんせん英語での議論は難しい。会議後も何とか理解してもらおうと話をしたのだが、うまく伝わっただろうか?この夏の間にコードが完成すると非常にいいのだが。