髪を切る

 アメリカに来て2ヶ月以上がたった。丁度アメリカに来る直前に髪を切ってきたのだが、2ヶ月経つとさすがに伸びてきてうざい。ということで髪を切りたいと思っていたのだが、こっちの床屋はどうも心配だ。これは地元で通っていた床屋の店長さんに聞いた話だが、アメリカでは髪のおさまりが非常に良く、あまり髪を切らなくていいそうだ。それに長さへの考えもかなりアバウトで5cmも10cmも同じみたいなんだそうな。だからアメリカに暮らしていた日本人の人がいつも思ったような髪型に切ってくれないと嘆いていたそうな。そう聞いているとますますここで髪を切りに行くのが怖くなる。だいたい英語がつたないので自分の思っているように説明できるかが心配なのだが。一応意識して床屋を探していたが、どうも行こうという踏ん切りがつかなかった。ということで今日妻に髪を切ってもらうことにした。
 ドレッサーの前に椅子を置きそこに座らされた。ゴミ袋も穴を開け頭を通してカバーに。髪を切るためのはさみもターゲットで買ってきた。もちろん妻は人の髪を切るのは初めてだ。最初はびくびくしてちょっとづつ切っていたが、だんだん慣れてくると切り方も大胆になる。まず、全体的に伸びた分を取るように髪をそろえていき、その後ひたすら空いてもらった。結局1時間以上かかったが、結構綺麗に切ってくれた。これでうざったかった髪が軽くなった。妻に感謝感謝。