サインは重要

Yo3202005-06-28


 今朝、所内メールで私のところにある書類が届いた。以前から出していたバッジ更新のための書類だった。今使っているバッジは今月末で切れる。それが切れると研究所内に入れなくなるので非常に困る。これも私のスポンサーであるNRCの登録番号がNASA全体で変わるためだ。その新しい登録番号がここMSFCまでなかなか伝わってこないので間に合うかドキドキしていた。正直期限までに書類が準備できてほっとしていた。
 早速書類を持ってMSFCへ私の働いているNSSTCとNSSTCを管轄しているMSFCは車で15分の位置にある。MSFCは軍の施設と同じ領域内にあるため中に入るにはゲートで検問される。私は以前に来たときに今月末までの通行許可書を持っているので問題なく通れる。これがないといろいろ調べられて面倒らしい。前にも書いたがMSFC内は非常に広い。やっぱりアメリカは土地がたくさんあるんだなって実感する。MSFCセキュリティーオフィスで新しいバッジを作ってもらう。前にも来たことあるのですんなり行くだろうと思っていた。しかしなぜか時間がかかっている。なんか雲行きが怪しい。担当者が出来てきて説明をする。どうもサインをしてもらった人が異なるらしい。そのため書類を受理できないと言われた。こっちには何がいけないのかさっぱり分からない。結局NSSTCでNRCの担当をしているある番号の先まで連絡するようにと伝言をもたされ、NSSTCまで引き返さざる終えなかった。
 NSSTCでNRCの担当者と話をする。このごたごたの中でアメリカ国民のNRCフェローと外国のNRCフェローとでは担当が違うらしくそれが問題になったらしい。そこで次は新しいサインをもらうために再びMSFCへ行くことに。はぁ、面倒くさい。まずはMSFC内にあるNASAヘッドクォーターへここのNASAセキュリティーオフィスによる。ここでもまたトラブルが。私が書類を持っていくとそんな話は聞いていないと言われる。えっ!?話が違うじゃん。こっちにいろいろ言ってくるがさっぱり理解できない。結局NSSTCの担当者と連絡を取ってもらうことに。待つこと20分程度、担当者は納得したらしくサインをしてくれた。これでうまく行くはず。
 最終的に新しいバッジをやっと手に入れた。今度のバッジは今年一杯使える。混乱しているとは言え、サインに振り回された一日だった。俺の研究時間を返してくれ。たかがサインされどサインだ。アメリカではサインはかなり重要なんだな。ちなみに写真はMSFC内にあるロケット達。どれも試作機として製作され実験されていたものらしい。MSFC内にはこんなんがごろごろしているよ。