D論公聴会

 先日UAHの物理科の学生さんのD論公聴会を聞きに行ってきた。私はこの人のことを知らなかったのだが、内容が我々の研究に近く、興味があったので行ってみた。
会場に行ったら結構な人が聞きに来ていた。なんか友達みたいな人も来ていた。タイトルは「ブラックホール周りの天体現象」とかなり大雑把だ。時間がなかったからなのだろうか。大きく3つの研究について話をしたがどれも大雑把で何が新しくて何が分かったのかちゃんと説明出来ていないような気がした。結局ちゃんと理解できないまま発表が終了。そして質問タイムに。うちのボスが幾つか質問したが、質問内容を理解出来ていないのかかなりとんちんかんな返答をしていた。他にも質問が出たがかなり基本的なところだった。私もいろいろ突っ込んだ質問をしたかったが、あまり虐めても相手が可哀想なのでやめておいた。私の印象ではきっとK大でやったらぼこぼこになっていただろうな。まぁ、国も大学も違うのだからどれくらいで博士号を与えるかというクライテリオンも様々なんだろうが、この発表レベルで博士号を与えるのは正直いいのだろうかと思った。