X線天文衛星「すざく」観測機器故障

 今朝、起きてCNNをつけるとシャトルが無事帰還したことを報道していた。故障が発見されて心配されていただけに無事に帰ってきて良かった。と喜んでいたのだが、Yahoo News(日本の)にも出ていたが、先日上げたX線天文衛星「すざく」の最も主力となる検出器であるマイクロカロリメータが故障、修復不可能となったそうだ。詳しい原因は分かっていないが、マイクロカロリメータを極低温状態まで冷やしておくために入れられていた冷却材の液体ヘリウムが何らかの理由で漏れて全て気化してしたったという。打ち上げてから今日まで観測装置の立ち上げを行っている段階では性能通りの結果を出していてそうだ。このマイクロカロリメータがこの「すざく」の目玉だっただけに非常に残念だ。そして前回の失敗に続き日本のX線天文学において大きな痛手となるであろう。なんかと他の観測機器で頑張ってもらいたい。