やることいっぱい

 来月から始まった出張ラッシュが来週で終わる。今度はミシガン大でやる宇宙ジェットの研究会に参加してきます。とある航空会社のせいでハンツビルからデトロイトまで直接行けず、一度アトランタまで行かなくてはならない。マイナス方向だよ。そして最大の心配が雪。飛行機が遅れるぐらいなら良いが、空港が閉鎖にでもなったら大変。これだけは祈るしかない。

 今回の研究会は共同研究者が開催者のメンバーなので張り切って、2つも発表を出してしまった。一つは口頭、一つはポスター。口頭の方は前回MPIAで話したものにちょっと手を加えるだけで済みそうなのだが、ポスターの方は新しい内容なので一から作らなくてはならない。しかもこの研究会まで終了するだろうと踏んで走らせた本計算用のシミュレーションがある理由できなかった。そのため前に今手元にあるのはテスト計算として走らせたものの結果のみ。この結果だけで議論するのはなかなか大変。終わらなかったんだから仕方が無いよな。

 そしてそんな忙しいときに限って更に面倒なことが舞い込んで来る。

 一つは、前にも書いたが、私のスポンサーがNational Research Council(NRC)から Oak Ridge Associate Universitiesというところに代わる。その移行手続きのために内外で何かとペーパーワークが多い。昨日でその大半が終わった。しかし最大の心配事VISA関係が残っている。向こうのせいなのだが、このややこしい時期に運悪く日本に一時帰国をする予定が入っているのだ。無事にアメリカに戻ってこれるか本当に心配だ。

 そして次は3つのプロポーザルの作成。

 一つはスーパーコンピュータの計算時間をもらうためにもの。今、NCSAというところのスパコンを使っているのだが、この出張ラッシュ中に与えられた計算時間を全て使い切ってしまった。そのため新たな計算が走らせられない状況にある。新たな計算時間をもらうためにはプロポーザルを書いてお願いをするしかない。このプロポーザルの内容によっては使用できる計算時間を大幅に削減されるからあまりいい加減に書くこともできない。じっくり時間をかけれないだけに辛いところだ。

 もう一つはNSFのグラント用プロポーザル。このプロポーザルもメインはうちのボス、Michel、Coppiでやるのだが、どうしても研究の内容や進め方に関してはいろいろと手伝わなくてはならない。昨日までにある程度方向性をボスと話し合って決めた。後は来週の研究会で皆と会えるのでそのときに具体的な話をしてうまく内容が決まれば後が楽なのだが。前回までのを見ているとそう簡単には行かないだろうな。ちなみに締め切りは1月始め。

 そして最後がX線天文衛星Suzakuの観測プロポーザルだ。これには日本の友人が協力をしてくれることを承諾してくれたので観測可能性等に関してはメインのKajalと友人に任せておけば楽だなと思っていたら、Kajalからスペクトルを作るプログラムを作ってくれと頼まれた。その気になれば数時間でできる仕事だと思うのだが、嵌るとやばいね。これの締め切りも1月頭。

 日本に帰ってもおちおち休んでられないかも。

 そして人が忙しく仕事をしているときに研究所でファイヤーアラーム鳴らすやつがいる。お陰で所員全員が外へ緊急避難。そして消防車が来て何事も無かったことを確認するまで寒空の中待機していた。誰だ鳴らしたやつは。