ファミリードクター

 体調が一向に良くならないので本気で病院へ行こうと考え始めたのだが、そう簡単には行けない現実が。そうファミリードクター(ホームドクター)がまだ決まってないのだ。

 ここアメリカではファミリードクター制みたいなものがある。家族の体調を見てくれる専属のお医者さんだ。日本と違い、飛び込みで病院に行っても相当な緊急でない限りどれだけ待たされても一向に見てくれないというのは良く聞く話だ。それに緊急用ということで法外な値段を請求されるというのも聞く。そうアメリカで病院に行く場合は基本的にはファミリードクターの紹介を受けて行くのだ。

 特に我々のような新しい土地に住み始めた者にとってファミリードクターを探すのはかなり大変な作業だ。大体空いているファミリードクターの情報もないし、誰がいい医者なのかも分からない。うちのボスでもファミリードクターが決まるまで1年近くかかったそうだ。

 ここ数週間、私の体調が一向に良くならないのともしものときのことも考えて本気でホームドクターを探そうと始めた。

 まず、うちのボスのファミリードクターの方にお願いできないか聞いてみたのだが、やはりすでに一杯ということもあって無理だと断られてしまった。
 
 こっちに来るときに日本でJALファミリークラブの海外赴任者保険なるものに加入してきた。この保険でも現地スタッフの方が医者を探してくれるというのがあるので一応お願いしてみたが、ここハンツビルのような小さな都市には情報網が少なく、日本語の話せる医者を見つけることができないと言われた。

 うーむ、なかなかすんなりとは行かない。

 そうこうしていたらボスの奥さんからうちのアパートの隣にあるファミリークリニックで新しい患者さんの募集をしていたよという話が出てきた。いつこの話が出たのか分からないが、だめもとで電話をしてみたらまだ募集していることが分かった。ということで来週の木曜に先生と会って話をしてきます。

 いい先生だといいな。

 話は変わるが、妻が消しゴムはんこなるものに嵌っている。そのうち作品の幾つかが妻のブログで公開されるでしょう。正直出来の良さにびっくりした。