研究紹介

 お久しぶりです。しばらく、更新をサボっていました。

 今日、日本の政府関係の方々にNASA-MSFC/NSSTCでの研究を紹介してきました。
 
 この政府関係者の訪問を斡旋したのはハンツビル商工会議所だそうで、私がハンツビル商工会議所の上の方と個人的な知り合いということで紹介の話が回ってきた。

 この政府関係者達との懇談のためにNASA-MSFC本部の最上階にあるカンファレンスルームを使用したのだが、これがまたお偉いさんたちが使用するような豪華な作り。一番驚いたのは通路に面したガラス扉。ボタン一つで曇りガラスに早変わり。なんか映画に出てくるような感じがした。

 この懇談会では、昼食を交えながらNASA-MSFCでのスペースミッションの話(人類を火星に送る計画の話)やそれに使う技術的な話を聞いた。そしてNASA-MSFCでの宇宙研究ではNSSTCのお偉いさんの一人からNSSTCの概要が説明され、その後、私ともう一人で具体的な研究や観測機器の開発について話をした。

 今回来ていた方々は天文については専門外なので非常に基礎的なところから話をしたつもりなのだが、いかんせん時間がなかったのでなかなかうまく説明できなかったような気がする。

 この懇談会ではかなりタイトなスケジュールだったのであまり個人的にお話をする時間がなかったのだが、エスコートしていた人から夕食に一緒に参加したらと誘われたので妻と一緒に行ってきた。夕食会では私以外にもUNAの日本人の学生さん達や明日付き添いをするおば様も来ていた。

 皆、口を揃えてNASAで働いていることをすごいというが、なんかNASAという組織名だけがでかすぎて、名前負けしている気がする。所詮ポスドクだし。今回来ていた方々は公正取引委員会の人だったり、国税庁の人だったり、気象庁の人だったり、私なんかよりよっぽど凄いと思ったんだけど。

 今回もいい意味で面白い体験が出来たと思う。今後こういった機会があるのか分からないが、こういった機会があったら積極的に関わっていこうと思う。