Phil訪問

 昨日、今日と共同研究者のPhil HardeeがNSSTCに来た。たった二日だったが、かなりの内容を議論した。とりあえず今回の議論でいろいろなことが決まった。

 一つ目は私と共同で書いているGRMHDコードの論文をコードの内容とテスト計算をメインにした論文とジェット形成の論文とに分けるということ。今までに全ての共同研究者に一通り論文を見てもらったのでほぼ内容的には出来上がった(英語も問題ないはず)。ただかなり長い論文になってしまったので分けた方が読者にも読んでもらえるというのがPhilの意見だった。私自身もPhilの意見に賛成だったが、一応Jerry Fishmanと議論した結果彼も分けることに賛成したのでそうすることにした。コードの内容とテスト計算部分はほぼ出来上がっているのですぐに論文として投稿できそうだ。今の論文からジェット形成を議論している部分を抜くだけだし。そしてジェット形成の方はもう少し議論を膨らまして短い論文として投稿する予定。なんとか9月中旬までには投稿したいね。

 二つ目は彼が主導でやってきたジェットの安定性の研究の論文構成、図、誰がどの部分を書くかといったことを決めた。私の方はかなり前から準備が出来ていたのだが、彼の方が少してこずっていたようだ。うまく行ったら来月中にも第一稿が出来上がるかな?今回の論文以外にもあと二つほど論文になるシミュレーションを進めているんだよな。

 三つ目はYuri Lyubarskyとの共同研究の話。彼から提案されたシミュレーションモデルの具体的なセットアップを決めた。あとはYuriと具体的な数値の議論をすればシミュレーションへ行ける。一昨年に出したプロポーザルのリベンジとなるか。

 あとは私が片手間で進めている研究についてちょっとだけ議論。この研究もうまくいったらすぐに論文になるかも。

 基本的に全ての研究がいい方向に向かっている気がする。やること一杯で忙しいのはいいことなんだろうな。