研究進展いろいろ

 ここ最近の研究の進展について書いておく。 

 11月にミュンヘンである研究会に参加をする予定にしている。そのついでのハイデルベルグによって研究紹介をしてあわよくば共同研究でも出来ればと考えていた。せっかくドイツまで行くんでね。それぐらいしてこないと。ということで以前カナダで会ったFendt氏にメールを出していた。その後、Fendt氏から好意的なメールを頂いた。これでうまく共同研究ができるといいな。

 あと、Geogiaとうちのボスが次に出すプロポーザルについて激しく議論していた。今回はGeogiaがメインとして出したいそうなのだが、そのプロポーザルの内容についてGeogiaの考えとボスの考えが大きく異なっていたのだ。確かにGeogiaの内容がより基本的な物理を抑えるのに対して、ボスの考えがより具体的な天体現象を狙ったものという点でそもそも最初の段階で違っているのだ。私自身は両方の意見が理解できるのだが。プロポーザルを書くというのはなかなか大変なものだというのを感じた。

 以前、プロポーザルを一緒に出したYale UnivのCoppi氏とその院生と電話会議をした。特に今後の具体的な研究の進め方について議論をした。この夏、私が取り組んでいたコードのスピードアップが大体完了したのでそのコードを渡し、そのコードを使って研究をしてもらうこととなった。ということでコード一式をまとめて送った。来週ぐらいにはテスト計算をしてコードがちゃんと走って、結果を解析できるようになるといいな。

 同じくこのコードをドイツの院生さんにも使ってもらっているのだが、なかなか悪戦苦闘しているようだ。やっぱり始めてシミュレーションをやる人にはちょっと難しいのかな。